tomatevertの日記

エコある暮らしに少しづつシフトしているフランス人と日本人夫婦の生き方

なぜこそ?

フランスには、休みの日に家族で森散歩をする人が多くいます。

 

私達もその内のひと家族。

 

ただただ森を歩いていたのが、子供の成長と共に自然に触れながらの散歩。

 

始めは枝を拾い

石を拾い

花を摘み

木に登り

を探し…

 

虫。

 

日本で見ていた茶色のナメクジとは打って変わり、ここで見るナメクジは鮮やかなオレンジ色で巨大だ。

 

最近森散歩が好きじゃない長男。

歩くのに飽きたようで、BMXの練習が出来る森のポイントを見つけ、そこで遊ぶことに。

 

 

5歳の長男は自転車と虫が好きだ。

 

今日も凸凹道を自転車で思う存分遊び、木に登ったり意味不明な虫を探し回る。

 

もう慣れたもんさ。

 

2人の男の子のお母さんだもん、私。

 

 

私が 森の中で、1歳の次男とストライダーの練習をしていると

パパと2人で喜びのあまりジャンプしながら長男が近づいてくるではないか。

2人は最高に楽しそうだ。

 

 

先ずは旦那が割れた木に乗せた幼虫を見せてきた。

その後に到着した長男は素手で幼虫を掴みながら私に

「見て!見つけたよ!ハサミもあるよ!」

それを見た旦那が

「おー!お前手で持ってきたのかよー!スゲーなー!!」

と、いかにもお前かっこいいー!!!

というニュアンスで興奮してる。

 

 

なんてことだ。

 

 

帰る時間が近づいた頃

「ちょっとBocal持ってくる!」

と日本語ペラペラの旦那がフランス語を混ぜて言い放ち去った。

 

今、旦那はと言ったんだ。

 

私の耳は聞こえた。

 

瓶と言ったんだ。

 

 

そして戻ってきた旦那は手に間違えなく瓶を持って、長男とまた幼虫の住処に飛び跳ねて消えていった。

 

空き瓶に土や木のカケラと一緒に幼虫を詰めて大切そうに長男が両手で抱えて戻って来た。

 

 

 

そして少し遠くにいた次男が

「マモーン!きれい〜!」

と手に何か持っている。

 

綺麗なお花かね。

と声を掛けたら、近づいて来た次男の親指と人差し指の間には、とてつもない大きなシロアリみたいな生き物を又指で潰してるではないか。

 

もう半分死んでる。。。涙

 

 

いいのだ。

私は男の子2人のお母さんなんだ。

これしき。

 

 

 

 

家に戻る車の中で、長男が大切そうに幼虫の入った瓶を持っている。

 

 

大人になったらこのことを覚えているのだろうか。

もうスッカリ忘れて大都会で暮らす男の子になるのだろうか。。

 

そんな事を悶々と考えながら家に着き、綺麗さっぱり幼虫の事を忘れた私。

 

 

夕食の時間になり、長男の姿が見えない。

なぜか彼は私たちの寝室にいるではないか。

 

あの瓶を抱えて。。。

 

「ご飯だよ。行こう」

って声をかけたら

 

「うん!ここにしまうね。パパがここに入れるって言ってたから」

 

と私たちの寝室にある、旦那のタンスに入れた。

 

そこか?

 

なぜそこなんだ。。。涙

 

f:id:tomatevert:20190503042826j:image

 

寝る前に

「どーするの。出てきたら」

と旦那に聞いてみた。

 

「挨拶するだけだよ。大丈夫!何も怖くないから!」

 

そーいう事じゃねーだろ。