tomatevertの日記

エコある暮らしに少しづつシフトしているフランス人と日本人夫婦の生き方

君と生き物

2週間の春休みが始まり

始めの1週間はダラダラするも

最後の1週間は天気も全開に開いたので、海や公園や動物園にモリモリ沢山に出掛けてみました。

 

何もしないのもありだけど

嫌でも、こーやって家族で遊べるのは今しかないんだよね(5歳と1歳は本気で遊ぶけど、大人の私は実際全く遊んでないけどね)

 

 

公園に行けばミミズで遊んだり、おたまじゃくしで遊んだり…

素手で奇妙な生き物を掴む我が子、長男の姿はたくましくもあり、他人の振りをしながら離れたところから見守る母、私です。

 

今日もミミズが途中で動かなくなった、とか

おたまじゃくしが何故か芝生の上にいたりとか(5歳長男の仕業)

泡が口から溢れそうになります。

 

 

「もうこの歳が終わったら、こーやって虫と遊ばなくなるから思いっきり遊ばせてやろう」

 

と、なんとも輝かしいセリフを吐いた旦那の隣で

次々と息を引き取って行く生き物に耐えられず

石や枝を拾って

 

「カッコイイ石を見つけたよー!!!」

 

「うわぁーこの枝!!!太い!見たことあるかよー!?」

 

と夢中になってる長男の脳みその気を散らそうと、全く見向きもしない長男に向かって1人細々と必死です。

 

 

 

家に帰って、身震いしながら子供達に手を洗わせて今日の事は綺麗さっぱり忘れようとした時

「見てー!!!」と今度はテラスで遊んでいた次男が蟻を思いっきり指で潰しながら得意げに見せてるではないか。

 

本人は取ったことに満足しているが

実際には

もう生きてないのだよ、君。

Leffe Blande 6.6%

 

私が住んでる地域ではワインは作ってません。 

 

 

ワインが有名なフランスにいるのに、寒くて寂しい地域に住むなんて…

と思っていたのですが、ベルギーとドイツが近いのでビールを楽しんでます。

もちろん北フランス産のビールも沢山ありますよ〜

付け足しで言えば、少し離れればアルザスワインとかシャンパンはあります。

 

 

フランスに来てビールに対して見方が変わったのは、

買う時にアルコール度数を見て選ぶようになった事。

それで大体味が分かります。

 

日本では多分値段で買っていた。

安い発泡酒で、ビールに近いお気に入りを見つけて飲んでました。

 

フランスに来たばかりの頃はビールの多さに圧倒され、何を買っていいやら分からず、とにかく値段の高いビールを買えば間違えない!!

と、必死に値段を見て ビールを選んでた訳ですよ。

 

日本の高いビールといえばエビスとか、プレミアムとかリッチ系のビールが飲めるので、その宣伝効果に完全に脳みそ動いていたんですね。

哀れですね〜

 

こちらで高いビールというと簡単にアルコール度数の高いビール。

よく道端でおっちゃん達が飲んでるのはこれ。

 

アルコール8,8%の500ml缶とか。

手取り早く酔えます。

 

 

話は戻り

北フランスに住んだらもー本当に美味しいビールに出会える機会がワインより断然私は多いので、今はワインもビールもどちらもハマっております。

正確に言うと私はお酒が大好きです!!!

 

 

私が普段飲んでるビール。

Leffe Blond 330ml

アルコール度数 6.6%

ベルギー

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日常的に飲むビールは1日1本。

330mlで6.6パーセントが私にとってパーフェクト!!

 

味の濃さとアルコールの濃さの混じり合いがLeffeはバッチリで、

炭酸がアルコールに比例して激しくないのでとにかく飲みやすい。

アルコールが軽いと炭酸は強く感じます。

6,6パーセントは、ふわふわする位のこの絶妙な感じも本当にたまらん。

 

1日子供に振り回され、寝かしつけが終わった後のシュポン!とか

何か作業していて中々進まない時のシュポン!とか

 

いつも側に♡のビールは断然この子。

 

目が離せない次男

2番目の息子は1歳。

長男とは正反対で、とってもひょうきんで我が家のムードメーカーでもあります。

 

 

 

4月になり、北フランスも段々暖かくなり、各地に桜が沢山咲いています。

日本みたいに沢山の桜の木が密集してるわけではないので、迫力には負けますが、やっぱり桜を見るとはぁ〜♡となるのはなんでしょうか。

 

周りのみんなも冬から抜け出した感満々のいい笑顔と雰囲気、町も活気付いてます。

 

 

 

友達の家の庭に桜の木があって、毎年「花見」をするそうな。

友達夫婦はフランス人の旦那さんと、モンゴル人の奥さんで、美しい子供が3人。

旦那さんは中学校の先生で、毎年日本クラブのOBと花見をするそうで。

今年20歳になる子供達が中学時代に、日本のことを話したり、オニギリや卵焼きに挑戦して見たり、漫画を描いたり様々な方向から日本に触れていたのだとか。

 

20歳になった今でもこうして大の日本オタクの先生と生徒は強い絆で繋がっている。

 

 

今年は日本人の私もお呼ばれして行って来た。

 

友達の家に行くと、息子たちは靴を脱ぎ速攻で遊びに消えてしまう。

1歳の息子は1人で勝手に遊んで、時々お兄ちゃん達にダメ!と言われた時だけ私の所に飛んでくる。

 

1歳の子供って実際目が離せないので、ゆっくり皆んなとお話しするより、適当に話をしながら監視をする。

小さなオモチャも沢山あるし、怪我しても困るので常に次男を確認するためにチラッチラ見る。

 

そんな監視中

ご飯が終わったはずの次男が何やらモグモグと口が動いているではないか。

「何を食べてしまったんだ〜!!!!」

と口の中をこじ開けたら、他の子供が残した肉をガムみたいに食べてた。

 

 

ホッとしてまた皆んなと話をしていたら今度はニコニコして手に何かを持っていた。

「それは何だ?!?!??!」

と直ぐに手に持ってるそれを見たら、すごく綺麗な丸い石ではないか。

「まさかこれ、モンゴルの大切な石じゃないよね?!?!」

と冷や汗が。

この家にはモンゴルの伝統的な物があるので何の石かフル回転で考えるけど思いつかず

「これ、どこから持って来たの?」

と聞いたら走り出した次男。

付いて行くと子供部屋にあった缶の中に沢山のビー玉が入ってるではないか。

安心してまた席に戻り。。。

 

またチラッと見たら今度は私の目線に気づいた次男が何かをソファーの下に急いで隠してるではないか。。。

「何を隠した〜???」

と近づいて顔を覗き込むと真顔の次男

彼の表情は真剣だ。

知らん顔してるけど絶対見つけてやる!

とアッサリ見つかったのはオモチャのピストル。

 

 

これ隠すってやばいもんって思ってるんだなw

 

 

なんでも触りたい年頃

2週間の春休み始まり始まり。

 

家の中にいると、息子達は走ったり発狂遊びに夢中になるのでなるべく外に出したい。

毎日家の中と、外で何をするか考えるのが休み中のミッションです。

 

今日は大きな公園まで。

天気が悪かったので他に誰もいなく貸切。

 

子供達大いに遊んで大満足な表情をしていたので

「じゃー帰ろっか」

と車まで戻ろうとしたその時

 

長男が

「マモ!細い蛙がいるよ!見て!」

 

 

 

私は小さい頃のトラウマで、この世の生き物の中で蛙が1番苦手です。

 

でも「細い蛙」と聞いて興味が湧いちゃって

「えー!!珍しいね。見てみようか」と私の中では凄い発言をしたのであります。

 

 

「死んでるけどね!」

と、長男が発したので

は?死んでる?は?どーいう事?

と思ったけど

「死んでるのか〜?」と冷静を装い、苦しい言葉を発したあと。

 

クレジットカード二枚分の大きさの、ぺったんこになった蛙を長男が拾って見せてきた。

 

それは、細いではなくぺったんこになったカエルだ。

 

 

「そんなの触らないで!!!」

 

と叫んだら、その叫び声でビックリした長男。

手に持っていた蛙様を落として

「何で触っちゃいけないの?」

と素朴な質問きましたよ、きましたよ、この恐ろしい質問。

 

「汚いから!!!」

と、ムキになった私。

 

蛙嫌いを克服どころか更に嫌いになってしまい、私の心はえらい傷付きました。

 

その時私の頭の中によぎったのは

「息子がもしかしたら大きくなった時、蛙を取り扱う仕事に就くかもしれないから全否定は出来ない。。。。」(んなわけないだろ)

 

 

「今度カエル触るときは好きに大いに触っていいんだよ。

死んでいようが生きていようがとにかく触りなさい。

でもマモはカエルが大嫌いだから絶対に見せないで!!!

自分は見たくても、見たくない人もいる事分かってね」

 

と、聞いているんだかよー分からん長男に意味不明でタラタラ長い話をしながら家路と急ぐ。

(この時の長男はというと、自転車をこぐことに集中していたので10文字くらいしか聞こえてなかったと思う。しかも「とにかく触りなさい」の部分だけとか。

 

帰ってから次男の愚図りに気を取られている間、旦那がチャッチャと夕ご飯の支度をしてくれ、遅くなった食卓を皆んなで囲む。

 

食事も終わり、デザートのイチゴを手掴みで食べる長男を見たとき

「あれ?死んだカエル触った手、洗ってないよね?今日ナメクジとかめっちゃ触ってたよね?」

と言ったら

青ざめた長男がせっせと手を洗いに走り出した。

 

 

死んだカエルを触っちゃいけない理由ってこれで良くないか?と久々に閃いたけど、きっと手を洗えばいいんじゃないかって言われるので、いらん事言わずに寝かしつけようと思う。

 

春休み始まりました。

 

 

 

マニフェスト「死んだ学校」

 

 私は、パリ好きの日本人には想像もつかない、フランスでも貧しい地域の田舎町に住んでいます。

人口5,670人。

教育をまともに受けられない、受けても学業を続けられない子供達で溢れかえった地域。

フランスの公立の学校は幼稚園から大学まで授業料が無料なのがとても魅力的でもありますが、その裏側には様々なドラマが繰り広げられています。

 

 

 

今回、国民教育省から新たな法律が発表され、親御さん達や先生方はとても怒っている。

 

フランスの教育社会は更なる貧富の差を大幅に広げ、壁を作るかのような動きに走り出しているかのように見える。

 

ここでお話するのは、法律がどう変わるのが問題では無く、不満を抱える国民の行動力と、私の周りで起こっている現状お話をしたいと思う。

 

 

とにかく皆んなが怒っている

 

フランスは、年に1度必ず先生達のストライキがあり、この日は沢山の先生が学校に行かない。

 

昔は学校の先生というと、子供を大学まで行かせることが出来るという安定職として存在していたが、現代の学校の先生は低賃金な上、様々な問題から毎年ストライキを起こしている。

 

フランスと言えばストライキ!

いつも市民が立ち上がり行動していて凄い!

みたいな印象を持っている人もいるが、実は学校や仕事に行かないで行動を起こしている裏側には、もちろんこの日の給料はもらえないので、この理由で行動を起こせない人も実際沢山いるのだ。

 

今回のお題は国民教育省への怒り。

ストライキで学校が休みというのは日常的な事なので、今回のストライキもそのように終わるかと思いきや、私の考えは完全に甘かった。

 

ストライキで幼稚園が休みになると、日中子供2人と過ごさなければいけない。

家での遊びに、身体を動かす遊びに、何をするかで頭を抱える。

なので、ストライキ翌朝の幼稚園の送り出しはイキイキするしかない。

 

今回の休み(にされた)翌朝、ママ友に渡された1枚の紙。

「来週もう1回マニフェストするよ!子供達を学校に連れて来ないにしようね!」と熱い眼差し。

 

 

水曜日も学校が休みなフランス。

週4日しか幼稚園に行かないので、専業主婦で家に縛られている私としては4日キチンと息子が幼稚園に行ってくれることがとても助かるし、むしろ行って欲しい。

 

 

仕方ぬ。未来の子供達と私たちのためだ!協力する他ない。

はぁ。次のストライキの日は何して子供達と遊ぼうか。。。

 

 

 

そして2回目の臨時休業を乗り越えた翌朝、私はやっと幼稚園!!!とメラメラ燃えながら息子を送り出したのです。

 

 

が、それでも私は完全に甘かった。

 

 

またメラメラ燃え上がってるママ友が紙を持って近付いてくるではないか。。。

その紙。。。その紙はまさか?!?!?!

 

「来週の月曜日、絶対!子供達を学校に連れて来ない!!!よろしく!!」(キラキラ)

 

 

 

ガーーーーーーーん。

今度は学校側がデモを起こすのでは無く、保護者と子供が反抗表現をする

直訳で死んだ学校

という名のストライキなのだ。

 

 

普段のストライキは、学校側が臨時休業!という意気込みなのだが

今回は

保護者と子供が、学校は開いてるけど断固登校、登園しない!という仕組み。

 

何が違うかというと、わざわざ先生が給料を削ってまで行動を起こさなくても抗議を続けられる仕組。

 

保護者と市長が話し合って決定したこの動きは、私の町だけでは無く他の市町村でも実行されるところがチラホラと発表されていた。

 

 

そんなこんなで3回のストライキを無事に乗り越え、息子を幼稚園に送り出す。

教室の前でバイバイをするのだけど、教室前に置かれているクラスの掲示板に何か怪しいメッセージが。。。。

 

「◯◯先生、木曜日にストライキします!!」

 

 

 

来週から2週間の春休み。。。。。